事業紹介

タムラファームが目指す
「循環型農業」

タムラファームは、【繁殖】【肥育】【堆肥づくり】【飼料作り】を一貫して行なっています。
自社繁殖と外部導入により、一頭一頭、約30ヶ月齢になるまで大切に育てること。
牛から排出される牛糞を、発酵菌の力で堆肥化すること。
牛糞堆肥を使って土壌改良を行い、餌になる作物をつくること。
そして、近隣の稲作農家と耕畜連携を図り、稲わらを提供して頂く代わりに牛糞堆肥を田んぼに提供すること。
このように、命の循環・地域との循環を大切にして農業を実行している牧場です。

繁殖・肥育部門

約30ヶ月齢になるまで大切に育てます
牛にストレスを与えない環境づくり
牛の能力を引き出すためエサは自社で配合

自社繁殖では和牛の種牛を厳選し子牛を産ませて育てています。
自社で生まれることにより、牛は移動によるストレスや気候の変化にさらされず、より健康に育つと考えています。

外部導入については、家畜市場に自ら足を運び、数百種類以上ある種から、美味しい肉になる配合を選び、その上で健康で発育の良いものを厳畜して導入しています。

肥育で気をつけていることは、「予防に重点を置いた牛の健康管理」です。
牛にストレスを与えないためには、環境を整えてあげることが大切だと考えています。
・扇風機で換気をよくする
・牛の寝床を菌を振って臭いを抑える
・牛が寝ているところは常に綺麗な状態(木の削りカスを替えてあげる)にする
など、牛にとって居心地のいい環境を常に整えています。
予防に大切なことは定期的な検診です。
専属の獣医に来てもらい、牛の健康状態をチェックし、病気の予防に力を入れています。

また、与える餌にはとてもこだわりを持っており、
牛の能力を十分に引き出せるように自社で配合を設計してした餌を給与しています。
特に「ネッカリッチ(炭)」という製品や自社で生産された米を給与することにより、肉の旨味を引き出しています。

堆肥部門

毎日多くの牛糞が排出されます
発酵を促進するため発酵菌を用います
臭いのないサラサラした堆肥になります

牛から排出された糞を数ヶ月かけて発酵・熟成させ、堆肥にすることを行なっている部門です。
牛糞に発酵菌を噴霧し、発酵を促進させます。
発酵の過程で牛糞が分解され、臭いがほとんどしない牛糞堆肥に仕上がります。出来上がった牛糞堆肥は手触りもサラサラとした状態になるので、土壌改良に適した製品となります。

耕種部門

自社生産の稲・トウモロコシ・牧草
肥料には牛糞を使います
ICTを導入した最先端農業を実施

自社で生産された堆肥を活用して、稲やトウモロコシや牧草の栽培を行なっている部門です。収穫されたお米は、主食米用として販売されるほか、飼料用米として牛に給与しています。
土壌の改良は自社で生産された牛糞堆肥にて行ない、化学肥料の使用を最小限にしております。
また、定期的に土壌分析を行うことで、分析結果に基づいた土壌改良を行なっており、それが作物の生産性を高めています。